臨地研究会

過去の臨地研究会


2021年度臨地研究会:募集停止

 

新型コロナウィルス感染症流行の影響から、2021年度は臨地研究会の応募がありませんでした。


2020年度臨地研究会:募集停止

 

新型コロナウィルス感染症の流行を鑑み、2020年度は臨地研究会の募集を停止いたしました。


2019年度(第118回)臨地研究会:大阪府中央区

 

日 時:2019年12月1日(日)9時〜17時00分(予定)
テーマ:「大阪の魅力・再発見」
案内者:吉本 勇(就実大学)・石原 肇(大阪産業大学)・ 原美登里(立正大学)

集合場所:御堂筋線心斎橋駅南北改札 大丸百貨店北館地下1階

 

コース(予定):

御堂筋線心斎橋駅南北改札 大丸百貨店北館地下1階集合(9時)→アメリカ村→道頓堀→法善寺横丁→なんば駅前→道具屋筋→日本橋→黒門市場→新世界(昼食)→飛田新地→天王寺あべのハルカス→梅田・大阪駅解散(17時) 懇親会

 

募集人員:20名
巡検参加費:500円(資料代・保険代として)
※参加者は予め大阪メトロ1日乗車券「エンジョイエコカード」(600円)を購入して参加してください(最寄りの大阪メトロの駅で購入してください)。


懇親会:巡検解散後懇親会を行います。自由参加で会費4,500円を予定しています。

臨地研究会報告:

 2019年12月1日(日)、吉本勇会員、石原肇会員、原美登里会員の案内により、大阪マラソン開催のなか、第118回臨地研究会が大阪市中央区・天王寺区を中心に行われた。テーマは「大阪の魅力・再発見」、参加者は22名であった。
 当日は、御堂筋線心斎橋駅の南口に集合し、御堂筋や道頓堀、黒門市場、新世界を巡った。これらは今や大阪を代表する観光地となり、外国人観光客が多い。そのため、彼ら向けの商品を扱う店舗も複数確認できた。特に黒門市場では、アジア系の外国人が多く、歩くこともままならないほどであった。多くの店舗では、比較的高価で、写真写りのよい商品が数多く販売されていた。これらは外国人観光客向けの商品であったと説明がなされた。
 大阪の歴史や文化に触れることができる地点も廻った。千日前はかつて刑場であったが、明治維新以降に再開発され、現在では映画館や劇場が数多く建設されている。飛田新地はかつてからの遊郭街であり、古くからの趣を感じる建物が数多く立ち並ぶ。なかでも嘆きの壁は、阿倍野地区との境界となっており、新旧の建築物がコントラストを生み出している。高層マンション等が立ち並ぶ阿倍野地区は、近鉄のが主体となって再開発をおこなった地域である。あべのハルカスは、日本一の高さを誇るビルであり、展望エリアからは大阪市内のみならず、京都盆地まで一望することができた。その後、梅田にて梅田貨物駅跡の再開発事業の説明を、跡地に建設されたグランドフロント大阪屋上にて受け、その場で解散となった。
 今回の臨地研究会では、「一大都市としての成立」から「食い倒れ」まで、様々な魅力に着目することで大阪を「再発見」することができた。詳細な資料を準備いただき、ご案内頂いた3名の会員には厚く御礼を申し上げる。

(佐藤寛輝会員・小林知寛会員)

第118回臨地研究会の様子(岩谷恭弥会員撮影)


2018年度(第117回)臨地研究会:東京都渋谷区

 

日 時:2018年12月2日(日)9時30分〜16時30分(予定)
テーマ:「渋谷は変わる」

案内者:吉本 勇(就実大学)・石原 肇(大阪産業大学)・ 原美登里(立正大学)

集合場所:JR渋谷駅新南口(湘南新宿ライン・埼京線用)改札口前

 

コース(予定):

渋谷駅新南口→川端稲荷(田中稲荷跡)→金王八幡宮(渋谷城址)→旧鎌倉街道→国連大学と周辺→表参道→キャットストリート(このあたりで昼食時間45分程度を予定)→旧宇田川周辺→文化村→円山町→神泉駅→道玄坂→百軒店→文化村通り(渋谷駅北口周辺部の商業機能)→ヒカリエ(ヒカリエ11階からの展望・渋谷駅周辺再開発事業)→解散(状況によりコースを変更することがあります)。
☆昼食:正午前後を目処に昼食時間を確保する予定です。各自持参されるかまたは適宜レストラン等で済ませいただきます(ただし、レストランは混み合うことが予想されます)。

 

募集定員:20名
巡検参加費:500円(資料代・保険代として)
 

懇親会:巡検解散後懇親会を行います。自由参加で会費5,000円を予定しています。

臨地研究会報告:

 2018年12月2日(日)、横畠康𠮷会員、吉本勇会員、松井秀郎会員、原啓介会員、小田巻滋会員、大塚昌利会員の案内により、第117回臨地研究会が東京都渋谷区において行われた。テーマは「渋谷は変わる」、参加者は24名であった。
 当日は、渋谷ヒカリエ11階スカイロビーに集合し、変わりゆく渋谷の姿を展望した後、徒歩で宮益御嶽神社へと向かった。境内では宮益御嶽神社の由来や経緯、宮益坂周辺地域についての説明が、吉本会員よりなされた。宮益御嶽神社からは宮益坂を抜け、青山学院大学の向かいにある国連大学本部前へと向かった。ここでは日曜市が開催されており、農産物や農産加工品、雑貨品などが販売され、多くの人でにぎわいを見せていた。こどもの城跡地横を抜け、TBSハウジングまで向かい、この周辺が都電車庫であったとの説明がなされた。
 その後、穏田神社から、渋谷川を埋め立てたキャットストリート、東京陸軍刑務所跡横を通り、東急本店に向かった。各地では、過去の地図や写真などを用い、変わりゆく渋谷の姿の説明がなされた。昼食休憩の後は、神泉駅、道玄坂、百軒店商店街へと向かった。渋谷駅を挟んだ東西の地域差および文化的な差を確認した後、渋谷駅南西部の再開発地区へ向かった。地域一帯が道路も含め再開発されていく姿を見学し、渋谷駅南東部側に抜けた。南東部側はすでに再開発を終えており、東急東横線高架跡地にストリームラインが完成している。この2つの比較をしながら、渋谷駅へと戻り、巡検は終了した。
 今回の臨地研究会では、渋谷地域の再開発事業に着目することで、地域の新陳代謝や田中啓爾先生の提唱した地理的現象を改めて感じることができた。詳細な資料をごよういいただき、ご案内頂いた6名の会員には厚くお礼申し上げたい。

(岩谷恭弥会員)

第117回臨地研究会の様子(小田巻滋会員撮影)